無期限に有効な旅行小切手のトラベラーズチェックだが、どこでも換金できるという時代では無くなっているようだ。
というよりも、2014年3月末に販売を終了したアメリカン・エキスプレスのトラベラーズチェックを別にすれば、
ほとんどのトラベラーズチェックが換金場所を探すのに苦労をするくらい。

この両替にも不自由する状況になっているにも関わらず、何処で換金すれば手数料が安いとか、
販売も全て中止しているのに、トラベラーズチェックの購入方法などの記事がまだ検索結果に表示されたりする。

あのWikipediaでさえ、日本国内で販売を終了した記事の後の売却の項には、

トラベラーズチェックには有効期限がないので、使い残してもそのまま次の旅行のために保管しておく、
あるいはトラベラーズチェックによる外貨預金の預入を取扱っている銀行もあるので、それに充てる、という選択もある。

出典:トラベラーズチェック – Wikipedia

国内ですらまともに換金できないトラベラーズチェックが、旅行先でまじめに使えるとは私には到底思えないのだが。

たまにしか海外旅行をしない人たちの中には、まだトラベラーズチェックを持っている人も多いと思う。
トラベラーズチェックをまだ持っているなら、旅行先で使おうなどと思わず、すぐに処分の行動を起こしたほうが良い これが私の経験からの結論です。

トラベラーズチェックを換金してみた

トラベラーズ

昔といっても、10年くらい前までは海外旅行にはトラベラーズチェックを便利に使っていた。
使い切るということは無く、次の海外旅行で又使えるからとほおっておいた。

最近円安になって、昔のトラベラーズチェックを処分しようとした。
多くの大手銀行に外国為替の両替コーナーが有る。
トラベラーズチェックの両替を頼むと、扱っていませんの返事。

代わりに渡されたのは、発行銀行毎の問い合わせ先のリスト。
基本的には、発行元でしか取り扱ってくれないようだ。

早速電話をしてみた。

  • 出張所は駄目で、支店で扱ってくれるとのこと。
  • その場では換金できず後日再度出向く必要がある事。
  • 10万円以上は一日で取り扱って貰えず、10万以下に分割して何日にも分けて換金する必要がある事。

などを教えてもらった。
両替の通貨によっても違うという事は手続きの時わかった。

10万円以下の円のトラベラーズチェックは、当日両替してもらえた。
10万円以下のUSドルのトラベラーズチェックは、後日電話が来てから再度両替に行った。

どこの旅行先でも、その場で両替してくれるのがトラベラーズチェックと思っていたから、
もし何も知らず次の海外旅行に持って行ったらと考えると、、、今処分できてラッキーと思うことにした。