なんにも無くなって本当は幸せだったのかも知れない鑑定士。

贋物を見抜くプロの鑑定士が、一生の宝物として貯めたコレクション。
贋物の愛によって、すべて無くしてしまう物語。

詐欺師集団に狙われた老鑑定士の悲しい末路の物語なのに、なぜか幸せだったのではないか思えてくる。
一生の宝物として貯めたコレクション、一生が終わったらそれでおしまい。
金も、物も、所詮 そんなもの。

そんなものにしがみ付いているよりも、
新鮮な経験に翻弄された2年間の思い出と引き換えに全てを失っても本望

と言うように考える老人も多いのではないだろうか。

贋作には印が付いている。
愛は印を見えなくする。

いろいろな、伏線が交差する。

残された一枚の絵画には、昔なじみのメッセージが。

一度ではわからないだろうと、二回目以降は1000円で見れるオマケつきの映画だった。